野鳥写真家としても見逃せないカメラの先にある出来事。

カメラ

カメラの先にある出来事は無関心ではいられない。「生物多様性」は生き物たちの切羽詰まった問題で、それは人間の活動の結果が大きく影響している。ISO14001に関わる仕事をしていることから人と鳥たちの暮らしを考えることは自然な話になる。

透き通る河の流れの緩やかなところで魚はねる。こんな素晴らしい光景に考えさせられる。

少し難しいことに触れるが「生物多様性」は、いくつかの側面があるため、標準的な一義的な定義というものはないが、以下の3つの定義で説明ができます。

「生物多様性」は以下の3つの定義で説明ができる

1.「生物学的構造の全てのレベルでの生命の多様性」 ・・・最も簡単な定義
2.「異なる生態系に存在する生物間での相対的な多様性の尺度」・・・ この定義の「多様性」は、1種  内の多様性、種間の多様性、および生態系間の多様性を含む。
3.「ある地域における遺伝子・種・生態系の総体」 ・・・この定義の長所は、実態

生態系の多様性

「すべての生物(陸上生態系、海洋その他の水界生態系、これらが複合した生態系その他生息又は生育の場のいかんを問わない。)の間の変異性をいうものとし、種内の多様性、種間の多様性及び生態系の多様性を含む」。

当然として

野鳥写真家として「カメラ」の先にある「野鳥」たちの生き死にも関わる問題

でもあります。バードウォッチングをするときの野鳥たちへの配慮の大切さがここにある。

鳥類の頂点に立つ猛禽類と言えども幼いヒナは弱い。

 

環境関連の仕事に関わるものとしても、生態学者にとっても、生物多様性とは、種間の持続的な相互作用の多様性のことでもある。このことは、’種’についてだけでなく、生物が直接接する環境(生息空間) および更に広範囲な地域についても当てはまる。

各々の生態系の中で、生きている生物は全体を構成する一部分であり、個体同士のみならず、空気、水、土壌など彼らをつつむ全てと相互に影響しあっている。野鳥の餌となる虫や魚が住めなくなるような水質の悪化、土壌の汚染は密接・かつ重要な課題でもある。

生息地の破壊

野鳥写真家の一人として、一市民として危惧する自然の破壊

1000年から2000年にかけて起きた種の絶滅の多くは、人間の活動、特に動植物の生息地の破壊によるものと推定されている。人間による有機的資源の消費(特に熱帯雨林破壊)によって、絶滅が高い速度で引き起こされる。

絶滅に向かっている種の多くは直接人間が利用している種ではないため、生息地は農地に変えられつつあり、それらの種が本来生み出す筈のバイオマスは食料や燃料など人間が利用できる形態に換えられている。

 

野鳥写真家も危惧している

生態系に含まれる種が絶滅すると生態系の安定度が低下するので、地球の生態系の複雑さが更に減少するならば地球生態系は崩壊を運命付けられていると、上に述べた研究は警告をしている。

 

生物多様性の消失をもたらす要因は、人間活動によってもたらされる人口爆発、森林破壊、汚染(大気汚染・水質汚濁・土壌汚染)、および地球温暖化や気候変動がある。これらの要因は、累積しながら生物多様性に打撃を与える。

 

野鳥写真家も日々生物多様性の大切さを感じている

生物多様性の消失(例:森林伐採とその後の単一栽培)を、生態系破壊ではなく生態系の些細な標準化と、特徴付ける人もいる。生物資源への財産権や規制がない国々では、生物多様性の消失が起きている。

 

環境関連の仕事に関わるものとしても、生態学者にとっても、生物多様性とは、種間の持続的な相互作用の多様性のことでもある。このことは、’種’についてだけでなく、生物が直接接する環境(生息空間) および更に広範囲な地域についても当てはまる。各々の生態系の中で、生きている生物は全体を構成する一部分であり、個体同士のみならず、空気、水、土壌など彼らをつつむ全てと相互に影響しあっている。

 

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